フクギ(福木) 2014年5月31日 撮影地:糸満市

2014 年6月6日 撮影:沖縄県中頭郡北中城村
シロノセンダングサに囲まれた島パパイヤ
現在の時期を問わず、パパイヤもセンダングサもいたるところに自生します。パパイヤは実が青い間は千切りにして
シーチキンで炒め通常のおかずです。角切りにしてソーキ(豚のあばら部分)で煮ると別バージョンでもいけます。
果物としてのパパイヤはややクセがあると思うのですが人によっては評価が違うと思います。品種が違うのか
スーパーで売られているハワイ産のパパイヤがうまいと思えます。同じパパイヤ木の中に雄雌中性があるというのですが詳しくは知りません。実の形が非常にさまざまです。
![]() 芙蓉 2014年6月1日 撮影:沖縄県中頭郡北谷町 |
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県内での芙蓉の開花時期は一年の下旬の11月から咲き始め3~4ヶ月ぐらい咲き続け寒さが増した時に終わる、過去10年ほどはすくなくともそのペースでした。去年からは(なかなか咲かないなぁ)と思っていたところ例年にない咲き方をしています。 形はハイビスカスを丸みを帯びた感じでにてますが芙蓉のほうが花びらが若干大きい感じ。ハイビスカスも品種によって大きく改良されたのもありますが。書き手の勘違いなのか梅雨どきの 寒さの到来とは違った芙蓉があちこちで開花してます。 |
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コトブキギク 撮影:沖縄県北中城村 2014年5月30日
コバノナンヨウスギ 撮影: 糸満市真栄里 2014年.6月10日
wikipediaではノーフォークマツとなってますが松科ではないそうです。だいぶ大きくなる高木でオーストラリア領のニューカレドニア原産で作家の森村桂という方がその存在を広めてます。全体のかたちからは背後に雪山や雄大な自然が似合いそうな亜熱帯の沖縄での暑苦しさが感じられないですが寒さに強い木ではないそうです。県内では見かけませんが最大で80メートルの高さになるそうです。台風が多い沖縄ではそこまで伸びるわけにはいかなそう。この高木の右下にあるのが手前がソテツ、後ろに生え方が少し不格好なガジュマル、フェニックス。
キバナコスモス 2014年6月13日 撮影:沖縄市安慶田(アゲダ)
以前、別ページに挙げたシロノセンダングサと似たような咲き方をする写真の花ですがセンダングサのような繁殖力ではなくても赤、ピンク、白色のオオハルシャギクと正式名のコスモスとは別種で寒色系は葉のほうが繊細な作りです。生え始めの苗の時期はとても弱く、5~10センチの時は少しでも風雨が強いとすぐ倒れてしまいがち。しかし一旦、無事な成長を見せるとどんどん茎が強靭になり高さも下の写真のようになると次から次へと花を咲かせます。咲き終えると種子が残りますが形がセンダングサによく似た針状です。皆が皆、そろって生えるという生育でないためか街路には思いだしたような生え方をしています。おなじ黄花コスモスでも写真のように黄色は最近よく見かけますが以前はオレンジ色が目立ってました。2色あると考えたほうがいい、雨降り時もペースを落とさない黄花コスモスです。メキシコ原産 一年草
ヤナギ葉ルイラソウ 2014年 6月13日 撮影:沖縄市安慶田(アゲダ)
名前が少し変わっていて憶えやすいような覚えにくいような感じがする草花です。メキシコ原産で分類がこれまた長くキツネノゴマ科とされています。以前からこんなに頻繁に見かけた記憶はありませんが湿地を好むみたいで川の水が少なくなったところによく繁殖しているのを見かけます。園芸種がそこら辺で繁殖し野生化してます。写真はたまたま街路に咲かせたものでしょうがつぼみが変わっているようで花びらや色が強い感じはせずともマイペースで生えているように見えるのは誤解でしょうか。葉はご覧のように細長い。この草花が街路にあるのが珍しい川べり用植物です。
アラマンダ(有明かずら) 撮影:糸満市潮崎 2014年6月19日
よく街路樹になるこの草花でキョウチクトウ科、パッと見ると黄色いハイビスカスに見えますがアラマンダの花びらは若干丸みがある作りです。この花は横に広がる感じで繁殖しますが同種類のヒメアリアケカズラは花の大きさが一回り小さく
民家に好んで生えているのを見られます。同じアラマンダでも上写真(6月20日)のパープルアラマンダもあり縦に伸びる感じです。
キントラノオ 2014年6月20日 撮影:中頭郡北中城村
トラノオと名付けられてるわりにはサンスベリアと呼ばれる県内に太平洋戦争前からある葉っぱがそのままかたい質を持って生えてるトラノオとは似ても似つかない街路や民家によく見られる草花。管理人の個人的印象からは葉がどことなく19日に挙げたアラマンダと似てると思って調べてみると「キントラノオ科」とだけあってアラマンダとは何ら関連性がなかったのです。アラマンダはアフリカ原産でキントラノオはアメリカ原産で出身が違っておりました。でも葉の様相もつる系な生え方も似ていると思います。花自体は形が小さくかわいらしい、黄色が金に見えたからキントラノオなのか。
へリコニアロストラータ 撮影:中頭郡北中城村 2014年6月21日
見た目が非常に珍しい鮮やかな花ですが花は黄色い先の4センチぐらいが花と限定されるそうでぶらさがっている箇所は花序あるいは「ほう」と呼ぶそうです。以前にどこか映画なのか見た記憶があるのですがこういう道ばたに生えているのはそんなにない熱帯性植物です。アルゼンチン原産でバショウ科。バショウといえばバナナですがバナナにも糸バショウ、花バショウ、実バショウと一種類でもこれだけ分類されます。バショウの実が食用ならこのロストラータも実があるということになるのでしょうか。ネット図鑑では草木部分が3メートルまで伸びるとのことですが管理人が撮ったこの写真では葉が刈り取られたのか背後にちらっと存在するだけで花の鮮やかさだけ楽しんでね的風情でした。
このデザインでどこかののれんになどしたり衣類のベルトにすると案外面白そうな気がしますがすでにそうしてるところもあるかも知れませんね。
コツタススピカツス 2014年6月22日 撮影:中頭郡北中城村
英名でスパイラルジンジャーという熱帯特有の雰囲気のある形をしています。赤い部分は花ではなく「苞」ほうといって花は横からちょこっとした黄色いそれが花になるそうです。左下はまだつぼみでこれから赤々と写真に何本かあるように赤々となるのでしょうがそれが開花の意味なら苞と花を区別するからややこしい感じがします。中南米出身のこの花は
コスタリカという国では年中見ることができるそうです。前回、ヘリコニアが見たことがあると思ってもやはり珍しいと思ってましたがヘリコニアが一本しかなく貴重に見えたので先にあげましたが実はこのスパイラルジンジャーのほうが知る人ぞ知る感じでした。何本も咲いているので道路沿いに植えた持ち主もこの系統の中南米原産の植物がよほど好きであると思えます。
モモタマナ、コバデイシ 2014年6月24日 撮影:糸満市潮崎
地元ではクファデサーと呼ばれるこの草木、沖縄、小笠原に分布し東南アジアでも見られる種類です。
葉が大きく、フクギのように木が大きいわりには花は小さく細かいです。6月現在は花の時期でないようでみあたりませんが時期が来たらまた花を写します。古来からあるのか県内では人の泣き声でひろがる、という縁起がよい意味はありませんが横広がりにも縦にも大きくなる木で暑いさ中には木陰を作る役に立つ木。実が皮がうすい状態で鳥やコウモリが食い散らかした後を見ると表面だけかじりとったあとで実の部分が少ない印象です。残ったのは繊維質の部分だけのようですが案外食べにくい果実という感じです。しかしながらこのモモタマナ、実のほうなのか葉のほうなのか抗ガン、制ガン作用のある成分があるとチラと聞いたことがあります。一体どういう成分なのか。花のついてる部分がすぐ下写真でそのすぐ下は木全体です。フクギよりさらに細かい花の並び。
リュウキュウボタンヅル 2014年6月27日 中頭郡北中城村
ボタンヅルでもコボタンヅルやコバノボタンヅルがあり形も非常に似ているそうですがこのリュウキュウボタンヅルはどこにでも生え、どこまでも伸びるタイプで他の木をおおい尽くすのでどの木にかぶっているかパッと見るとまるで大木がこのツルの花かと勘違いしそうな生え方をしています。木がなければ地面をアスファルトでもツルを伸ばします。図鑑ではセンニンソウ属ともクレマチス属ともありどっちでも同じということでしょう。キンポウゲ科とはどこでも一致してます。花が色が白っぽっく見るからに芳香を放ちそうですが嗅いでみるとわりと無臭です。開花する前のつぼみが円っぽい白さで他の木のつぼみだと長い間間違えてました。開花後はつぶしたような実が残るそうですがまだ発見してません。