
トキワハゼ 撮影:糸満市塩崎 2014年7月2日
写真は15センチ前後ぐらいのトキワハゼのミニ群落。撮り方が多少不鮮明ですが地面にジーっと注意を凝らさないと見落としがちなこのちっちゃい花、年中咲くからトキワというのだそうですがまるで蘭科の花をミニチュア化したような形で花の咲き方が「はぜる」からハぜ、でトキワとハぜを合わせてトキワハゼという名がついてます。芝生の中でも湿った部分によく繁殖してるのを見かけます。最初は知り合いから「ムラサキサギゴケ」ととても長い名前を聞かされ長年その名前で把握したつもりでしたがムラサキサギゴケと同種ではあるようですが茎かどこかに見分ける特徴があるようでこの場合はトキワハゼとした方が一般的な見方です。一部分に花の数が多い場所がたまたまあったのでブログに載せました。花自体はこれより小さいのもありますがまだ判別がつかない段階です。トキワハゼはハエドクソウ科。
タコノキ(上)とアダン(下) 宜野湾市コンベンションセンター 7月27日
タコノキはこの10数年で県内で植栽されているのが目立ちますがいつ頃から植えられたかははっきりとはわかりませんが葉っぱがあまりにもアダンに似てるのでアダンだろうと思ってましたがよく見ると樹皮がアダンよりなめらかでアダンのようなカーブがかった生え方でもなく木の下部分の支柱根が目立つのが同属であっても多少の区別になります。アダン自体はもとから沖縄の原生林の種類だと類推されますがタコノキはごく最近だと思います。だいぶ昔、実があまりにもパイナップルに似てるのでひそかに味見したことがありますが甘みがあまりにも淡泊で食用に不向きだと感じました。
県内では特に使われることなくどこら辺でも実がなってますが東南アジアではふんだんに利用されてるようです。この二種類はほぼ同じ扱いで大丈夫ですがアダンのつるは工芸としてバッグとか日用品として加工用の材料になります。下写真のアダンは実になる前々段階の開花模様です。パッと見ると白っぽいチリ袋が木に引っ掛かってると錯覚しそうなぐらい花という感じではありません。熱帯地域にありがちな花のかたちのアダンです。
アサヒカズラ別名ニトベカズラ
このカズラの名前がなかなか発見できませんでしたがニトベカズラというのだそうです。ニトベと聞くと20年以上前の5千円札の顔が新渡戸稲造(にとべいなぞう)というのでその名前が多い地方の人が見つけたから命名されたと思いますが新渡戸稲造さん自体は歴史の偉人に入り、詳しくは知りませんが最初に西洋人と結婚したというエピソードの持主で経歴からおそらくクリスチャンでしょう。植物類には何の関係もありませんがこのニトベカズラ、歩いていると結構見かけます、いまどき(2014年9月3日現在)は特に先々月、いたるところでサンダンカがみられますがあまりにもオレンジ色がくどく葉の部分を圧倒する勢いなので少し涼しげなアサヒカズラ、もしくはニトベカズラに着目してみました。
エノキアオイ 撮影:沖縄市 2014年6月
写真2枚どれもエノキアオイなんですがすぐ下の写真は花があまりにもニチニチ草に似てたので今までニチニチ草は白とピンクだけだったので黄色いニチニチ草だと安心しきっておりましたが葉の形があまりにも違うので何の名前か分からず日々を過ごしていたところエノキアオイという名称と知るに至りました。2枚とも同じエノキアオイでも随分印象が違います。花がいく分成長不足なのが標準な感じですが花びらが大きいのは生育する際の環境条件が良かったからか花の黄色さが目立ちます。葉の部分は繊維か何かの材料に使われるそうですがさわってみるとガサガサした感じです。